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年度プレスリリース

2015.10.02
株式会社クリーク・アンド・リバー社
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世界一有名な?邪神「クトゥルー」をアナタはご存知?
公募新人賞『第3回TANPEN AWARD』
~「クトゥルー神話コミック」の募集を開始!~

当社は、公募新人コミック賞「第3回TANPEN AWARD」の募集を開始いたしました。3回目となる今回は「クトゥルー神話」の世界観を取り扱ったコミック作品を募集いたします。

i-100.jpg「クトゥルー神話」とは、アメリカの小説家ハワード・フィリップス・ラブクラフトの小説群を元にした架空の神話体系をいい、「はるか太古に外宇宙のかなたより飛来し、この地球に君臨していた旧支配者と呼ばれるおぞましき存在が現代に蘇る」というモチーフを主体にしています。 「クトゥルー」とは、旧支配者のなかでも代表的な存在で、蛸のような頭部、コウモリのような翼、巨大な爪のある手足を持つ軟体動物のような邪神のこと。設定や登場キャラクター・アイテムなどはオープンソースライセンスで、基本的には誰でも使用することができます。これまでも数多くの名作が様々な形で生み出され、映画『エイリアン』や、最近ではアニメ化もされた人気ライトノベル『這いよれ!ニャル子さん』(著:逢空万太、SBクリエイティブ)などは、この神話に影響を受けた作品といわれています。


コミッショナーには「クトゥルー神話」コミックの金字塔『邪神伝説シリーズ』作者の矢野健太郎氏、「クトゥルー神話」関連書籍を多数出版しているライター/作家の森瀬繚氏、「クトゥルー神話」小説の翻訳を数多く手掛けてきた尾之上浩司氏の3名が就任し、応募されたコミック作品を審査いたします。


※「クトゥルー神話」について、より理解を深めていただくために、矢野氏の特別インタビューを次頁に掲載しております。

「TANPEN AWARD」は、新しい才能を発掘し世界に向けて発信することを目的に創設されました。大賞受賞作品は、当社による日本国内での電子書籍の制作・配信に加え、英語への翻訳、海外配信も行われます。受賞作家はデビュー後、当社がエージェントとして出版のみならず、幅広く活躍できる場を提供してまいります*。
 

*「第1回TANPEN AWARD」大賞受賞者が決定いたしました。本大賞作品は10月20日(火)に当社より発売する椎名誠氏プロデュースの雑誌『旅ゆけばヒトモノケモノバケモノと会う とつげき! シーナワールド! ! 4』(発行:椎名誠 旅する文学館)に掲載されます。

 


第3回 TANPEN AWARD 概要



◆テーマ:「クトゥルー神話COMIC」
 
◆規定ページ数:扉を含めて20ページ以上
 
◆応募ファイル形式:PDF、TIFF
 
◆応募締切:2015年10月31日(土)
 
◆応募受付メールcr_agent@hq.cri.co.jp
 
◆TANPEN AWARD 大賞(1作品)
・電子書籍で世界デビュー
 *英訳、電子書籍化、表紙デザインなどを当社で行い、amazon.com、Apple iBooks、楽天koboなどのプラットフォームから、国内外に配信します。

・今後の作家活動を当社がバックアップ

◆クトゥルーとは
地球をかつて支配していたおぞましき存在。蛸のような頭部、コウモリのような翼、巨大な爪のある手足を持った軟体動物のような邪神。旧支配者のなかでも代表的な存在。クトゥルーは 『Cthulhu』と表記されるが、人間には発音できない音である。クトゥルフ、ク・リトル・リトルなどと表記されることもある。

◆日本初の「クトゥルー神話コミック」
日本語版『邪神伝説シリーズ1 ラミア』(著者:矢野健太郎氏)
Amazon Kindle

英語版『邪神伝説シリーズ1 ラミア』
The Challenger to Great Old Ones Vol.1 (English Edition)
Amazon Kindle


◆第3回TANPEN AWARD コミッショナー
・矢野 健太郎氏

yanokentarou.jpg
1981年にマンガ家としてデビュー。ラブコメ・エロコメからSF・ホラー、ゲームレビューからSDガンダムまで何でも描く雑食系。代表作は『邪神伝説シリーズ』(学習研究社)、『ネコじゃないモン!』(ホーム社)、『トップをねらえ! NEXT GENERATION 〜発進戦艦アレクシオン編〜』(バンダイ出版)など多岐にわたる。


・森瀬 繚氏

ゲームやアニメ、小説などの物語執筆や設定・考証などを幅広く手掛ける。世界の神話・伝説についての造詣が深く、中でもクトゥルー神話については『図解 クトゥルフ神話』(2005年、新紀元社)を皮切りに、『クトゥルー神話ダークナビゲーション』(2007年、ぶんか社)、『H・P・ラヴクラフト大事典』日本語版監修(2012年、エンターブレイン)、『クトゥルーの子供たち』翻訳(2014年、エンターブレイン)など数多くの著書がある。


・尾之上 浩司氏
怪獣小説翻訳家&評論家。『古きものたちの墓クトゥルフ神話への招待』(共訳:扶桑社)、『スター・トレック イントゥ・ダークネス』( 訳:KADOKAWA / 角川書店)、『事件記者コルチャック』(共訳解説:早川書房)、『シルヴァー・スクリーム』上下(共訳解説:東京創元社)など。


 


矢野健太郎氏が語る「クトゥルー神話」



― 矢野さんは、1988年から1993年にかけて“クトゥルーを扱った初の日本漫画”『邪神伝説シリーズ』を執筆されましたそもそも「クトゥルー」とはどういったものですか?
 
えーと、そもそも「クトゥルー」とは…は簡潔にまとめるのが難しいので、検索して調べていただければ…と。
で、まず「クトゥルー神話を扱った漫画」自体はけっこう昔からありました。
 
それ自体がクトゥルー神話作品として描かれてはいないけれど邪神や魔導書などの神話用語を作中に取り入れた作品はそれなりに描かれています。お遊びとして単に名称のみを借りただけのものからオマージュもしくはリスペクトとして扱ったものまで様々で、また逆に神話用語とかは一切使っていないけれど、ストーリーそのものはラブクラフトの小説そのままの翻案作品もありました。
 
ただ、描き手みずから「この漫画はクトルゥー神話です」と明言し真正面から描いたシリーズはおそらく「邪神伝説」が日本初ではないかと思います。
 
 
― 当時「クトゥルー」は世に知られていましたか?
 
小説の分野ではブレイクし始めた頃になります。それ以前もSF誌やホラー誌で特集を組まれたり短篇集が出たり はしていましたが、1980年代に入って青心社の「クトゥルー」シリーズと国書刊行会の「真・ク・リトル・リトル神話大系」という二大翻訳全集がスタートしたことで一気に英米の新旧様々な神話作品が読めるようになり、ほぼ同時期に邦人作家のオリジナル神話作品も次々に登場。当時流行の伝奇バイオレンスの一種という形でじわじわと認知されつつありました。
 
1986年にはテーブルトークRPGの「クトゥルフの呼び声」シリーズがホビージャパンからボックスで発売され、シリーズが次々と登場。このゲーム版のガイドブック等によって、邪神たちのビジュアルの基本イメージが広まった影響も大きいです。
 
今にして思えば。もはや漫画で本格的にオリジナルのクトゥルー神話が描かれるのは時間の問題だったように思えます。
 
 
― 『邪神伝説シリーズ』が2014年に電子書籍版で復活し、2015年に英語版が世界配信となりました。こういった電子書籍で次世代の読者や世界の人々に読まれることを、どのように感じますか?
 
紙の単行本が長い間絶版だったため、「クトゥルー漫画の古典」として名前だけはそこそこ知られた幻の作品だったものが、手軽に読んでいただけるようになり、とても嬉しく思っています。そればかりか翻訳されて海外にまで配信されたことは大変光栄なことで晴れがましく思います。
 
その反面、「邪神伝説」はあくまで25年前の作品ですから、これが日本のクトゥルー漫画の代表!って事になっても困りますので、これをきっかけに現代の日本のクトゥルー神話コミックがどんどん翻訳されて海外に紹介される流れが生まれるといいなあと思います。 
 
 
― ライトノベル『這いよれ! ニャル子さん』など新しいクトゥルーの広がり方についてどのように思われますか?
『デモンベイン』『ニャル子さん』をはじめ、ゲーム・ラノベ・コミック・アニメ作品、そしてニコニコ動画でのテーブルトークRPGのリプレイ動画のブイレイクによって、いまや「クトゥルー神話」はオタクの基礎知識のひとつとして定着した感があります。本格的なものからナナメ上まであらゆる作品が描かれつつありますが、それでもまだまだ消費され尽くしていない懐の深さが「クトゥルー神話」にはあると思います。さらなる挑戦の中から未だ見ぬ新しい驚きがもたらされることと信じています。
 
 
―  CGや映像技術の発展によって、『進撃の巨人』のような映像化が難しい作品も実写化していますが、『邪神伝説シリーズ』の実写化は著者ご本人としてはありですか?
 
そりゃもう、叶うなら是非見てみたいです!
 
 
― 今回の「クトゥルーCOMIC AWARD」では、どういった作品を期待していますか?
 
先ほども言いましたが「クトゥルー神話」にはまだまだ未開拓な切り口があると思うので「そう来たか!」と膝を打つような作品が読みたいですね。一読者として。


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