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公式サイトによる映画『ベルナのしっぽ』の解説本文へジャンプメニューへジャンプ
目が見えない、しずくの夢を叶えたのは盲導犬ベルナだった―。

ベルナのしっぽ イントロダクション

24歳のとき、突然の病で視力を失ってしまった元永しずく。建築デザイナーになるという夢を絶たれ、暗闇に置き去りにされた彼女の心に“希望の光”をともしてくれたのは、ベルナという「しっぽ」のある家族でした。

“心の目”で子育てをした全盲女性と盲導犬の感動の物語



映画『ベルナのしっぽ』は、実話をもとにした物語。盲導犬とのふれあいを通じて自らも成長し、ともに未来を切りひらこうとした一人の女性を、さりげなくも温かい視線で描いたヒューマン・ドラマです。

舞台は、まだ「バリアフリー」という言葉すらなかった昭和50年代半ば。目の不自由なしずく夫妻のもとに、ベルナという名の新しい家族がやってくるところから、ストーリーは紡がれていきます。

当時、私たちの社会は盲導犬について、多くの無知や偏見を抱えていました。入店を拒むレストランや喫茶店、普通のペットとの違いを理解してくれない近隣住民、そして心ないイタズラをしかける者たち。そんな困難に直面しながらも、しずくとベルナは力を合わせ、「自分たちで子供を持ち、育てる」という夢を実現させていくのです。

時は流れ、息子の成長とともに、ベルナにもリタイアの時期が近づいてきます。年老いた身体を引きずりながら、それでも懸命に盲導犬として生きようとするベルナの誇り高き姿に、しずくはある決意を固めるのでした…。

ストーリー予告編映像フォトギャラリー

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原作は70万部を越えるロング・ベストセラー

『ベルナのしっぽ』の表紙
『そしてベルナは星になった』の表紙

原作は郡司ななえさん著の『ベルナのしっぽ』。1996年の発表以来、単行本・文庫本を合わせた発行部数は約70万部、関連シリーズも含めると100万部を超えるロング・ベストセラーです。1998年にはテレビドラマにもなり、台湾・韓国・中国でも翻訳されるなど、幅広い読者から愛されている作品です。

郡司ななえさんは、著述活動の他にも、盲導犬への理解と支援普及を目的とした「盲導犬ベルナのお話の会」を主宰。映画中でも重要なシーンとして描かれたこの会は、通算で880回(2006年7月現在)を数え、彼女の思いに賛同したボランティア・ネットワークは現在全国15万人以上にもなっています。

『ベルナのしっぽ』は、たんなる「盲導犬」の啓蒙物語とは違います。物語をつらぬく主題は「誰かと共に生きていく素晴らしさ」であり、「希望を持ち続けることの大切さ」。映画版『ベルナのしっぽ』の主役である元永しずくは、原作をもとに造形されたオリジナルのキャラクターですが、伝えたい本質は変わりません。

「盲導犬と人とが、こんなにも深く通じあうことができる。それなら人間と人間だって、きっと今よりずっと深くつながりあって生きられるはずです。そんな素敵な未来を自分たちの手で作っていきたい… この映画をご覧になったかたが、少しでもそう感じてくださったとしたら、原作者としてこんなにうれしいことはありません」(郡司ななえさん)

原作の紹介

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映画初主演・白石美帆が情感豊かな演技を披露

元永しずく役には、本作が映画初主演となる白石美帆が抜擢されました。みずからの発案で盲導犬の訓練センターに泊まり込み、役作りをおこなった彼女は、視覚障害者というむずかしい役どころを体当たりで熱演。社会との軋轢に悩みつつ、やわらかい心で壁を乗り越えていく女性の成長ぶりを、表情も豊かに演じています。

しずくのよき理解者であり、誠実な生き方でともに家庭を支える全盲の夫・元永隆一役には田辺誠一。ともすれば気負いすぎる娘を案じつつ、優しく見守るしずくの母親役には市毛良枝。しずくをサポートし、いつも温かいアドバイスをおくる親友役に板谷由夏。さらに、しずく夫婦の隣人役として根岸季衣、盲導犬の訓練所所長に北見敏之など、日本映画を支える名優たちが揃いました。

監督は、『学校の怪談』シリーズや『ウォーターボーイズ』など数々の作品で助監督をつとめ、本作が劇場用長編映画初監督となる山口晃二。脚本は『金融腐蝕列島 呪縛』で日本アカデミー優秀脚本賞などを受賞した鈴木智が担当しています。

数多くのヒット曲をもつ日本屈指の女性シンガー・ソングライター、広瀬香美さんが本作のために書き下ろした主題歌『情熱+』も大きな話題です。思わず口ずさみたくなる親しみやすいメロディーに、生きていくことがうれしくなるようなポジティブなメッセージ。作品の世界観を100%引き出したその仕上がりは、観客の心を強く揺さぶるはずです。

キャストスタッフ主題歌プロダクションノート

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