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C&R社がVRコンテンツ開発協力・システムや保守運用を一括で担当 JA共済連の農業事故防止活動にVRで協力
~「農作業事故体験VR」田植機 巻き込まれ・転落編 完成 ~

2023年02月13日

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株式会社クリーク・アンド・リバー社

プロフェッショナル・エージェンシー事業を展開する株式会社クリーク・アンド・リバー社(以下C&R社)は、全国共済農業協同組合連合会(以下JA共済連)の農作業事故防止に向けた「農作業事故体験VR」の開発パートナーとして、VR(仮想現実)コンテンツ制作に参加しており、視聴システムの開発及びハードやソフトの保守運用を、2021年4月より一括で担当しております。 新たに「農作業事故体験VR」の第8弾コンテンツ「田植機 巻き込まれ・転落編 」が完成し、2月から全国での活用を開始いたします。

農林水産省によると、2020年度時点で農作業中の死亡事故は、農業就業人口の減少に伴い減少傾向にはあるものの、年間300件程度発生し、就業人口10万人当たり死亡率は、建設業などの他産業よりも大幅に高い水準となっております。また、死亡事故の約8割が65歳以上の高齢者である上に農業機械作業にかかる事故が約7割となっており、安全な農業と若者の就農を増やし国内農業を発展させるために、効果的な事故防止策の構築は急務となっております。*ⅰ

そのような中、JA共済連が事故防止のため、2018年より取り組み始めた施策の1つが「農作業事故体験VR」です。JA共済連では、かねてより冊子やポスターなどで事故防止の啓発活動を行っておりましたが、より効果を上げるためにVR開発を進め、2020年より運用を開始しておりました。C&R社は2022年4月の第6弾「脚立 転落編」、第7弾農用運搬機 転倒・積み降ろし作業編」の開発から参画し、コンテンツや送出システム開発だけでなく200台のVRゴーグル「IDEALENS K4+」のキッティング*ⅱや保守運用全般を担当。この度の新コンテンツを加えたラインナップで、JA共済連が全国で展開している農業者向けの「集合研修」や「農機販売会」、「農業まつり」などを通じて、農作業事故を1件でも多く減らし、持続可能な農業に貢献してまいります。


JA共済連「農作業事故体験VR」 概要



JA_XR_photo001.png「農作業事故体験VR」第8弾「田植機 巻き込まれ・転落編」映像イメージ


多くの農業者や就農予定者に「乗用型トラクターからの転落・転倒」や「コンバインなどの回転部への巻き込まれ」という機械操作などの危険性を自分事として体感してもらい、死亡事故を減少させようと、JA共済連が2020年4月より運用を開始した取り組みの1つが「農作業事故体験VR」です。

JA_XR_photo002.jpg JA_XR_photo003.jpg
VR体験会の様子


▼JA共済公式YouTubeチャンネルで「農作業事故体験VR」(田植機 巻き込まれ・転落編)公開中

JA_XR_qr.png
https://youtu.be/QZ8g225VqPk




■JA共済連「農作業事故体験VR」の開発から活用に関するインタビューも公開中!

CREATIVE VILLAGE https://www.creativevillage.ne.jp/category/cr_magazine/work/126458/



【VR開発や保守運用に関するお問い合わせ】
株式会社クリーク・アンド・リバー社 XRディビジョン
URL : https://xr-creek.jp/  TEL : 03-4570-7087



コロナ禍においても「農作業事故体験VR」は活用されており、体験者からは「実際に事故を体験せずに恐怖を味わえるためよい取組みだと思う」、「家族を巻き込んで農作業事故防止に取組んでいきたい」など、9割を超える方から高い評価をいただいているほか、体験会主催者からは「VR体験に興味を持ったことで、研修に参加する方がいる」との声もいただいております。また、JA共済連からは、コンテンツ品質レベルのほか、故障前の定期的な動作チェックなど保守・運用面でも評価をいただいております。

今後C&R社は、事故防止効果を高めるコンテンツ開発を進めるとともに、VRゴーグルが無くてもリアル体験を可能とする手法の研究・開発を進め、JA共済連のVR事業パートナーとして安全な農業を実現して、農業の発展に貢献してまいります。


C&R社では、2016年よりVRソリューション事業を開始。XRコンテンツの制作やR&D(研究開発)、コンサルティング、ハードやソリューション提供をワンストップで対応するほか、クリエイターやエンジニアのエージェンシー(派遣・紹介)事業を展開しております。


また、C&R社とVR分野のグループ会社である株式会社VR Japanと連携し、「IDEALENS K4+」や「SKYWORTH S1」などのVRゴーグルの販売やカスタマイズ、XR導入コンサルティング、「低遅延VRリアルタイム配信システム」やAR(拡張現実)を活用した医療分野での取り組みなど、XR分野においてクライアントからの要望にワンストップで対応できるサービスを提供し、ミッションである「プロフェッショナルの生涯価値の向上」と「クライアントの価値創造への貢献」を図っております。


*ⅰ:2022年2月農林水産省「令和2年の農作業死亡事故について」より。 
   https://www.maff.go.jp/j//press/nousan/sizai/220215.html
*ⅱ:パソコンやスマートフォン、VRゴーグルなどに様々な設定やソフトウェアのインストールなどを行う作業全般のこと。


■「農作業事故体験VR」コンテンツ一覧

JA_XR_figure.png

■全国共済農業協同組合連合会(略称:全共連/愛称:JA共済連) 団体概要

全国本部 : 東京都千代田区平河町二丁目7番9号JA共済ビル
設 立 : 1951年1月
代 表 者 : 代表理事理事長 柳井二三夫
事業内容 : 「ひと・いえ・くるまの総合保障」の提供(共済事業)
U R L : https://www.ja-kyosai.or.jp/

この件に関するお問い合わせ

株式会社クリーク・アンド・リバー社 経営企画部

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