↑

「世界の映像業界」第3弾!イスラエル映画の現状を探る 映画『山のかなたに』のエラン・コリリン監督に直撃インタビュー

2016年12月27日

facebook twitter line linkedin

株式会社クリーク・アンド・リバー社

クリエイターのための情報サイト「CREATIVE VILLAGE」の様々な国の映像監督にお話を伺うインタビューシリーズ「世界の映像業界」にて、イスラエルの映画監督 エラン・コリリン氏にお話を伺いました。
 
イスラエル出身のエラン・コリリン監督は、2007年『迷子の警察音楽隊』で監督デビューを果たし、第20回東京国際映画祭サクラグランプリを受賞するなど世界的に高い評価を受けました。最新作『山のかなたに』もまた、多数の映画祭で上映され話題となっています。
 
2001年以降、約800作品が国際映画祭で上映され、600以上の賞を受賞してきたイスラエル映画。国際社会から注目されるイスラエルだからこそ描けるシリアスなテーマを扱った映画は話題が尽きません。『山のかなたに』もイスラエル社会に対する皮肉を描いた作品ではありますが、これは祖国愛の裏返し。イスラエルへの愛を持って制作したとエラン監督は語ります。イスラエル国内の映画学校で若手の指導も行い、イスラエル映画の発展に尽力するエラン監督のインタビューは、日本の文化・社会との違いを目の当たりにさせられながらも、映画監督をめざす若者が忘れてはいけないことを伝えてくれる内容となっています。是非、ご一読ください。
 
 
▼世界の映像業界インタビューシリーズ 第三回 エラン・コリリン監督(イスラエル)
http://www.creativevillage.ne.jp/18803
 
 
■エラン・コリリン氏 プロフィール
1973年イスラエル生まれ。

eran_kolirin.jpg

映画業界で働いていた父親の影響もあり、日常的に映画を取るようになる。テレビ局でドラマや映画の製作に携わった後、1999年に青春コメディー映画『Zur-Hadassim』で脚本家としてデビュー。エルサレム国際映画祭にて脚本賞を受賞した。
2007年に『迷子の警察音楽隊』で監督デビューを果たした。イスラエルとの長期にわたる対立後、アラブ世界で初めてイスラエル国家を正式に認めたエジプト。そんなイスラエルと複雑な関係にあるエジプトからやって来た警察音楽隊とイスラエル市民のぎこちないが、ほのぼのとする交流を描いた『迷子の警察音楽隊』は、世界的に高く評価された。第60回カンヌ国際映画祭ではある視点部門で上映され、“国際批評家連盟賞”、“ジュネス賞”、本作のために設けられた“一目惚れ賞”を受賞。日本では第20回東京国際映画祭サクラグランプリを受賞した。本作品は公開から9年後の2016年11月、ブロードウェイにてミュージカル化された。

彼の監督作品2作目の『The Exchange』(2012)は、第68回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門で上映されたほか、サンフランシスコ国際映画祭国際批評家連盟賞、ハイファ国際映画祭俳優賞を受賞した。
イスラエルの現代社会を皮肉に描いた最新作『山のかなたに』(2016)は、第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門、イスラエル・フィルムアカデミー2016、第17回東京フィルメックスにて上映。エルサレム国際映画祭長編コンペティション部門で上映され、主演ダヴィドの妻役を演じたShiree Nadav-Naorが女優賞を受賞した。また第20回イギリス・国際ユダヤ人映画祭(20th UK International Jewish Film Festival)で最優秀長編作品賞を受賞。
 
 
 
 
 

この件に関するお問い合わせ

株式会社クリーク・アンド・リバー社 経営企画部

シェアする

facebook twitter line linkedin