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ホラー漫画界のプリンス伊藤潤二氏が北京で会見 日本のホラー漫画、中国で人気広まる

2016年10月04日

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株式会社クリーク・アンド・リバー社

当社が中国へ橋渡しをした、ホラー漫画家伊藤潤二氏の作品群を、中国でネットドラマなどの映像化を行うプロジェクト「伊藤潤二 超脳洞学院 パララックス IP産業発表会(略称:伊藤潤二 超脳洞学院)」の、記者やファンに向けた発表会が9月7日(水)、中国・北京の今格藝術センターにて開催されました。
発表会は中国の映像制作会社PARALLAX MEDIA Co.,Ltd. (本社:中国北京市、代表:李杰、以下パララックス・メディア)の主催で、150名の中国メディアをはじめ伊藤氏のファンなど約350名が詰めかけました。「伊藤潤二 超脳洞学院」プロジェクトとして、今年から来年にかけて中国の動画配信サイトでリメイク作品の放映を予定しております。
日本でホラー漫画界のプリンスと言われる伊藤氏の作品は、傑作集として日本で多数出版されております。奇抜な発想力と怪奇的描写力、現実を超越したストーリー展開で人気が高く、熱狂的なファンが多く存在しております。初期の名作「富江」は楳図かずお氏にも高い評価を受けました。また、映像化された作品も多く、実写映画「富夫」では自身で脚本、監督も務めました。
伊藤氏の原作は、ホラー漫画の人気の高い中国で、大変人気があり、中国メディアでは"国宝的漫画家"と評されるほどです。舞台や時代背景などを中国に合わせてローカライズ(現地の言語や法令慣習にあわせて修正)した作品は、放送前から注目されております。
本プロジェクト「伊藤潤二 超脳洞学院」は今年から来年に亘って実施されます。当社が著作者の伊藤氏と、出版元の株式会社朝日新聞出版と交渉し、パララックス・メディアに映像化権契約の締結をサポートしたのが本年1月。その後8ヵ月間、さらにイベント運営、グッズ開発など様々な交渉を続け、伊藤氏を中国で大々的に取り上げた本プロジェクトの開催にまでこぎ着けました。なお、ドラマや映画、すべての制作・プロデュースをパララックス・メディアが担当いたします。


 「伊藤潤二 超脳洞学院」 記者・ファン発表会(北京) 
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現在、中国では海外ドラマの放送規制が一部強化されており、日本のコンテンツはローカライズ(リメイク)が必要なケースがあります。当社は日本の優れたコンテンツの版権交渉を行い、中国での実写化、ゲーム化、書籍化などの実現を様々な形で多数サポートした実績があります。例えば、ドラマの映像化権の海外へのエージェントにおいて『静かなるドン』(新田たつお氏著:実業之日本社)や『椿山課長の七日間』(浅田次郎氏著:朝日文庫刊)などを手がけ、電子書籍の英語翻訳配信では、宮部みゆき氏の『模倣犯』などをエージェントいたしました。
クリエイティブ分野のプロフェッショナル・エージェンシーとして60,000名のクリエイターネットワークを生かし、作品の世界観を表現できる監督を始め制作陣を日本から紹介し、日中共同制作や監修を行うなど、他のプロジェクトも進めております。
今後も当社理念である「プロフェッショナルの生涯価値の向上」に向けて、クリエイターのさらなる活躍の場を国境、言語、慣習を越えて創出してまいります。


■中国 企画・制作・配給会社 概要
会社名: 北京派睿莱斯文化伝媒有限公司 (英語名:PARALLAX MEDIA Co.,Ltd. [パララックス・メディア])
所在地:北京市朝阳区北苑路170号 凯旋中心
代表者:李杰
事業内容 :ドラマなどの映像の企画・制作、広告制作、イベント運営など
※久住昌之氏の人気漫画「孤独のグルメ」の中国版ドラマ制作も手掛ける。(人民網2014.12.13記事より)




この件に関するお問い合わせ

株式会社クリーク・アンド・リバー社 経営企画部

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