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台湾 インツミットへの出資のお知らせ

2018年01月30日

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株式会社クリーク・アンド・リバー社

当社は、MIT(マサチューセッツ工科大学)などのエンジニアが集結したベンチャー企業で、MIT内にラボを設けるなど最先端のAI(人工知能)プラットフォームの研究・開発事業を展開する台湾の碩網資訊股份有限公司(本社:台湾新北市、代表取締役:邱 仁鈿、以下インツミット)に対し、以下の通り出資を行いましたので、お知らせいたします。
1. 出資の目的
2017年10月、当社はインツミットが開発したAIプラットフォーム(インテリジェントロボット)「SmartRobot™(スマートロボット)*」の、日本における独占販売代理店契約を締結し、金融機関や不動産仲介、流通業などに、「SmartRobot™」の機能を活用したチャットボット**の導入提案を行ってまいりました。また、本年1月には、インツミットと共同で新会社、株式会社Idrasys***(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒崎 淳、以下アイドラシス)を設立し、「SmartRobot™」などインツミットが開発したAIを用いたシステムや製品、サービスの企画・販売・保守・運用の事業を、日本において積極的に展開しております。
インツミットは、MITや台湾大学出身の優秀なエンジニアが集結した、AIプラットフォームの研究・開発・販売事業などを展開する頭脳集団で、MIT内にラボを設け世界中の第一線の研究者と繋がっております。知識探索や自然言語処理、機械学習など、AIの中核技術に関する多数の特許を取得しており、開発した「SmartRobot™」は台湾のメガバンク5行中4行に導入されるなど、500社以上の企業をクライアントとしております。2018年中には台湾の「Taipei OTC GISA market」に上場を予定しており、その業容は順調に拡大しております。
今回の当社からインツミットへの出資により、「SmartRobot™」の日本における事業展開のために必要な製品の開発やサービスのさらなる強化を図るほか、AIを用いた様々な日本向けシステムの研究や開発を進めてまいります。
*「SmartRobot™(スマートロボット)」とは
インツミットが開発した音声合成、音声認識、音声対話、知識検索、画像認識、翻訳領域を統合したAIプラットフォーム。3年前より台湾メガバンク5行中4行が導入し、5億件の豊富なデータが蓄積されていることなどが評価され、日本国内ではさわかみ投信株式会社での導入が決定した。「2016年度台湾資訊月100大イノベーション製品金賞」「台湾経済部第23回中小企業イノベーション研究賞」など、受賞歴多数。2017年5月、「SmartRobot™」を開発したインツミットは業界最大手のICTアドバイザリ企業である ガートナーにより、「Cool Vendors in Analytics, Greater China, 2017」5社のうちの1社に選出された。
**「チャット」と「ボット(ロボット)」を組み合わせた言葉。AIを活用した自動会話プログラムのこと。
*** 当社とインツミットが2018年1月11日に共同で設立。インツミットの確かな技術開発力と豊富な実績、当社グループの2万社を超えるクライアントネットワークとAI研究者をはじめとする22万人のプロフェッショナルネットワークを活用し、AIプラットフォーム「SmartRobot™」の日本における販売拡大を図る。「SmartRobot™」の一機能、チャットボットによる業務効率改善の提案のほか、AIを用いた様々なシステムやサービスを提供し、日本社会が抱える長時間労働や人手不足など、企業の持つ様々な課題解決に貢献することを事業目的としている。
社名の「アイドラシス」とは、「AI」「Yggdrasill(イグドラシル)」「system(システム)」を由来としている。「イグドラシル」は、北欧神話に登場する、次元を超えていくつもの世界を繋ぐ「世界樹」を意味し、「AI」を用いた「システム」で、言語や国境、宇宙までをも飛び越えて全世界に貢献したいとの想いから命名している。

2. 出資の概要
本件による出資金額は34,367,960台湾ドル(日本円約129,000千円)となります。
 ※当社の出資比率:10%

3. 出資に関する日程
投資契約締結日:平成30年1月16日
払   込   日:平成30年1月19日

4. 出資先の概要  
社   名:碩網資訊股份有限公司(英文名称 Intumit Inc.)
本   社:台湾新北市新店区北新路一段293号4階-3
代 表 者:代表取締役社長 邱 仁鈿
資 本 金:148,000千元
設   立:1999年5月24日
事業内容:AIプラットフォームの研究・開発・販売やRPA事業を展開。MIT(マサチューセッツ工科大学)や台湾大学出身の優秀なエンジニアなどが集結した頭脳集団で、MIT内にラボを設け、世界中の第一線で活躍する研究者と繋がっている。知識探索や自然言語処理、機械学習など、AIの中核技術に関する多数の特許を取得しており、開発したサービスは台湾の500社以上の企業に導入されている。
5. 出資者の概要
社  名:株式会社クリーク・アンド・リバー社(英文名称 CREEK & RIVER Co., Ltd.)
本  社:東京都千代田区麹町二丁目10番9号 C&Rグループビル
代 表 者:代表取締役社長 井川幸広
資 本 金:10億3,559万円
設  立:平成2年3月
本社・支社:東京(本社)・大阪・札幌・仙台・高崎・大宮・横浜・名古屋・京都・神戸・高松・広島・福岡・
熊本・那覇 / ソウル・上海・北京・ロサンゼルス
事業内容:TV・ゲーム・Web・建築・ファッション・研究・食のプロフェッショナルに特化したエージェン
ト、プロデュース、アウトソーシング、 著作権及びコンテンツの管理・流通。
グループには、医療・IT・法曹・会計分野がある。また、VRやビッグデータ分析、プロ
フェッショナル専門採用サイトや世界中の弁護士を結ぶSNSサービスを展開している。
U R L :https://www.cri.co.jp 

6. 今後の見通し
今期の当社連結業績への影響につきましては軽微ですが、中長期的に当社連結業績の向上に資するものであります。

以上





この件に関するお問い合わせ

株式会社クリーク・アンド・リバー社 経営企画部

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