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年度プレスリリース

2018.12.26
株式会社クリーク・アンド・リバー社
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映画『凱歌~ふたりの道』の制作支援クラウドファンディングがスタート
~ハンセン病患者同士で結婚した夫婦の62年間~

株式会社クリーク・アンド・リバー社が制作協力を行う坂口香津美監督のドキュメンタリー映画『凱歌*~ふたりの道』の制作支援プロジェクトがクラウドファンディング・プラットフォーム「Motion Gallery」でスタートいたしました。
 
『凱歌~ふたりの道』は、坂口監督が2009年から足かけ9年間、東京都東村山市にあるハンセン病の国立療養所多磨全生園に住む一組の夫婦を追ったドキュメンタリーです。22歳でハンセン病の療養所に強制入所させられた女性と、肝硬変で当時「余命4年」と宣告された同じハンセン病の男性。療養所のなかでの結婚など、二人の愛の姿を中心に描きます。本作の撮影は、撮影開始より満10年となる2019年に終了する予定です。その後、編集作業を行い、2020年の完成をめざします。
 
ハンセン病患者は、1970年代後半まで、国の方針で生涯にわたって隔離され、自由を奪われ、強制的に園内のあらゆる労働をさせられました。1996年、「らい予防法」は廃止されたものの、長年、強制隔離で自由を奪われ、非人道的な境遇に置かれたハンセン病患者たちの社会的復帰は容易ではなく、現在も大半の患者は、園内の施設に留まり、生活をしています。主人公の夫婦を含め、今なお療養所で生活することを余儀なくされている、高齢となったハンセン病の患者たち…。文化庁映画賞をはじめ、ドキュメンタリー作品で数々の賞を受賞してきた稀代のドキュメンタリスト・坂口監督が、彼らの「命の叫び」、「最後の声」を記録し、比類なき歴史的証言を後世に伝えます。ぜひ、ご支援ください。
 
*凱歌…戦いに勝ったときに歌う喜びの歌のこと
 
 
  ドキュメンタリー映画『凱歌~ふたりの道』制作支援プロジェクト 概要  
 
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■プロジェクト内容
22歳でハンセン病の療養所に強制隔離、入所させられた女性と、肝硬変で当時「余命4年」と宣告された同じハンセン病の男性。療養所のなかでの結婚など、二人の愛の姿を描くドキュメンタリー映画『凱歌~ふたりの道』の制作支援を目的としています。集めた資金は、機材調達や音楽制作、海外映画祭等に出品のための英語字幕作成等に活用します。
 
■監督
坂口香津美

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鹿児島県種子島生まれ。早稲田大学社会科学部中退。家族や思春期の若者を主なテーマに200本以上のTVドキュメンタリー番組を企画構成演出。近作に『NNNドキュメント08 血をこえて~我が子になったきみへ』(ギャラクシー賞08年7月度月間賞受賞)、『NNNドキュメント10 かりんの家~親と暮らせない子どもたち』(日本テレビ年間賞・優秀賞)、『テレメンタリー ひとつ屋根の下で~もうひとつの学校「はじめ塾」』(テレビ朝日年間優秀賞)ほか。2015年度文化庁映画賞受賞の『抱擁』ほか、これまで8本の監督作品を劇場公開。『ネムリユスリカ』以降の作品では撮影も手がける。『曙光』が2019年3月2日から大阪シアターセブンほか全国順次公開中。最新作『海の音』は2020年公開予定。著書に小説『閉ざされた劇場』(1994年、読売新聞社刊)。株式会社スーパーサウルスHP:http://supersaurus.wix.com/supersaurus
 
■目標金額
1,000,000円
 
■特典(支援金額によって異なります)
・コレクター限定記事
・映画前売り券、パンフレット
・映画公式サイトにお名前掲載
・映画公開期間終了後、映画DVDをプレゼント
・映画の試写会&監督との交流会に御招待
・映画エンドロール、パンフレットにお名前掲載
・坂口監督の過去作品DVDプレゼント
・自主上映会等での上映権と坂口香津美監督の無料講演(1回)
・坂口香津美監督があなたの希望する映像作品(15分以内)を監督し、そのDVDをプレゼント
 
■締切
2019年4月15日23:59
 
▼本クラウドファンディング詳細
 
 
【坂口監督とハンセン病との出会い~現在まで】
坂口監督がハンセン病のことを知ったのは、まだ幼少のころ。「近づくと病気がうつる」と言われ、「ハンセン病は、幼い私には怖い病気でした」と言います。
坂口監督が真の意味でハンセン病との出会うのは、1999年のこと。思春期の少年の心の旅路を描く1時間のTVドキュメンタリー番組(フジテレビ)をディレクターとして手がけた折り、その少年のご両親が東京都東村山市にある国立ハンセン病療養所「多磨全生園(たまぜんしょうえん)」でスタッフとして勤務していました。それが契機となり、ハンセン病に関心を持つようになった坂口監督は、その後、何度も多磨全生園に足を運びます。
多磨全生園に入所させられた青年、北條民雄の絶望と慟哭を描いた自伝的小説「いのちの初夜」を読み、ハンセン病によって若くして炎のように燃え尽きたその生涯に思いを寄せたのも、このころのこと。その7年後、2009年、多磨全生園にて、本作の主人公となる一組の夫婦に出会いました。「幼少のころ感じた、ハンセン病患者への怖れはいつしか消え、無知と偏見こそが差別を生む、と実感しました(坂口監督)」以来、現在まで、多磨全生園に通い、夫婦を中心に撮影を続けています。
 
(※)国立療養所多磨全生園
東京都東村山市にあるハンセン病患者の収容施設。元々、「第1区連合府県立全生病院」という名称で、癩(らい病/ハンセン病)の患者たちを国が強制隔離した収容施設のこと。日本にある国立ハンセン病療養所の一つで、厚生労働省所管の施設等機関である。「いのちの初夜」などを執筆した北条民雄が1934年から亡くなる1937年まで入所しており、同作は全生園での体験が元になって描かれている。
 
【本作の主人公について】
本作の主人公の女性は、7歳のときに初期症状である斑紋、10歳のときに知覚麻痺を発症。22歳のときにハンセン病と診断され、翌年1957年(昭和32年)、家族と別れ、多磨全生園に強制隔離、入所させられました。入所して10ヶ月後、同じハンセン病で入所していた男性と出会い、結婚。しかし、当時、園内でハンセン病の患者同士が結婚する際、男性には「断種手術」が強制的に施術されるのが規則でした。ふたりは、その手術を受け入れることしか道はありませんでした。夫婦となって生きるためには…。
 
【その他の登場人物について】
その男性は11歳の時、ハンセン病と診断され、多磨全生園に即日入所させられました。「入所の日、付き添いの母は平静を装っていましたが、背中は震えていました。僕ひとりを残し、園を立ち去る母は、一度も僕のほうを振り返りませんでした。入所してからは、涙を流さない日はありませんでした。園内にあった築山に登り、故郷を思い、月に母の姿を重ねました。僕たちハンセン病患者の苦悩と慟哭は、永遠に消えません。国家による強制隔離政策によって、いかに非人道的な扱いを受けてきたか、それを伝えるのは私たち入所者の使命であり、責務であると強く思います」

▼本クラウドファンディング詳細


 
■株式会社スーパーサウルス 会社概要
所 在 地:東京都中央区入船1-6-6
設   立:2000年4月
代 表 者:代表取締役社長 坂口 香津美
事業内容:映画製作・配給、テレビ番組企画・制作、コマーシャル/プロモーション映像制作、出版企画構成プロデュース、イベント(映画上映会・シンポジウム)開催、坂口香津美 講演
 


 
この件に関するお問い合わせ

株式会社クリーク・アンド・リバー社

経営企画部 TEL:03-4550-0008

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