舞台芸術業界の新たな仕組みを創る!最年少事業部責任者が見据える未来とは 舞台芸術業界の新たな仕組みを創る!最年少事業部責任者が見据える未来とは

2019.01

STORY.09

舞台芸術業界の新たな仕組みを創る!
最年少事業部責任者が見据える未来とは

社員でありながら「プロデューサー、ビジネスタレント、インフルエンサー、芸人を掛け合わせた存在になろうと思っています」と公言してはばからない藤澤 恵太(ふじさわ けいた)さん。総合職としてクリーク·アンド·リバー社に入社し、変化のスピードが速いゲーム業界で事業を創る経験がしたいと、デジタルコンテンツ・グループを志望し、配属されました。

その後、入社3年目でゲームアニメーションチームを創設、入社4年目でセクションマネージャーとなり、熊本サテライトスタジオの立ち上げを主導。入社5年目には、舞台芸術事業部を設立し、最年少で事業部責任者となりました。

入社5年目といえば、普通の会社ではまだまだ若手。それでも、新しい事業にチャレンジし、結果を残している藤澤さん。スキルアップのための心構えや働くモチベーションを聞きました。

BtoCからBtoBへ。演劇や舞台芸術の業界を変える

藤澤

クリーク·アンド·リバー社は「クリエイターの生涯価値の向上」を通じて、業界に寄与することを理念にしています。私はそのなかで、役者など舞台芸術に携わる人たちに寄り添い、業界の仕組みを変えるといった目標を持っているのです。

実は、私自身、高校を中退して芸人を目指した過去があり、大学時代も落語研究部として全国で公演をしていました。だから、演者側の気持ちも分かる。その立場から言わせてもらうと、演劇や舞台といったコンテンツでは、まだまだ役者の価値を向上させることができると思っています。

藤澤

劇団に所属する役者の多くは出演料だけでは食べていけません。理由は、劇団の収益が、お客さんに販売するチケット代だけだから。つまり、劇団は、企業が一般消費者にサービスを提供したり製品を販売するBtoCのビジネスモデルなんです。

これを企業が企業にサービスを提供したりするBtoBにできれば、もっと劇団員に対価を支払うことが可能になります。今、具体的に動いているのは、「企業史演劇」の提供。企業の歴史や理念など、社内共有や社内浸透が必要なエピソードや想いなどを演劇化して上演するサービスです。

これにより、役者が安定した収入を得られると同時に、演劇自体をより社会に浸透させ、身近なものにもできるはずです。

「企業史演劇」に出演した役者には、劇場で出演するときの3倍以上のギャランティで発注ができているとのこと。これはまさに、BtoBで企業から対価を得ているからにほかなりません。

舞台芸術事業部は、まだ始まったばかり。実績を積み上げ、業界での存在感を積み上げていくのもこれからです。そもそも、この分野はクリーク·アンド·リバー社が初参入。なぜ、会社は藤澤さんを信じて、世間的にも、会社的にも実績のない分野への進出を決めたのでしょうか。

毎日のように社長へアタック。粘り勝ちで事業部化を勝ち取る

藤澤

社長に舞台芸術事業部の構想を打ち明けたのは、2017年3月のこと。社長賞受賞の祝賀会の席でした。「それは事業になるのか。整理してみろ」と言われたのを真に受けて、9月頃までに事業計画をまとめ、当時の上長に相談しました。 上長以外に、役員や社長にも直接メールをしたり、会いにいったりしました。3カ月くらい、ほぼ毎日のように何かしらのアクションをしていましたね。

これまでにない事業だから、儲かるかどうかも分からない。認めてくれた経営陣には感謝しかありません。しつこかったから、「こいつは諦めないな」と思ってもらえたのかも(笑)。2018年2月、会社からGoをもらえました。

このとき、藤澤さんには密かな自信もあったといいいます。それは、クリーク·アンド·リバー社が目指す方向性。会社として「50社のグループ会社を立ち上げる」「事業化を推進できる人材を育てる」「若手人材を活用する」という方針があったため、その方針に外れない自分の想いは通じるはずと考えていたそうです。

そもそも、創業者である井川社長もフリーランスのディレクターからクリーク·アンド·リバー社を一代で起ち上げた起業家。ビジネスモデルに対する偏見やクリエイティブ業界の慣習と闘いながら、理解者を増やしていった人物です。藤澤さんの思いは、誰よりも理解できたことでしょう。

新規事業を成功させて、あとに続く後輩の「前例」になりたい

藤澤

元々は芸人を目指していましたが、舞台に立った回数が100を超えたあたりから、パフォーマンスではトップになれないと感じるようになったんです。そこで、まずはビジネスで業界を変える仕組みを作って、「ビジネス×タレント」で売り出せば、トップを取れるのではないかと考えました。

新規ビジネスとして「舞台芸術」を選んだ理由はふたつ。ひとつは、マネタイズしやすいと予想したから。もうひとつは個人的な感情ですが、自分を育ててくれた舞台に、何か恩返しをしたかったからです。

藤澤

入社後は、デジタルコンテンツ・グループを志望し、配属。ここでは、エージェンシー事業・プロデュース事業、熊本サテライトオフィスの設立、マネジメントなど、さまざまなことを学ぶことができました。
エージェンシー事業では、クライアントやクリエイターとの接し方を、プロデュース事業では、制作のノウハウを、また、熊本サテライトオフィスを起ち上げる際には、自ら志願し、新しく何かを作り出す経験を得られましたね。その後、セクションマネージャーを拝命し、マネジメントも経験しています。

これらの経験を経て新規事業を立ち上げ、気づいたことがあります。それは、僕は「前例」を作っているということ。最初は自分と舞台への強い思いだけでした。しかし、今は、後に続く後輩たちに「思い入れが強い仕事を自ら作っていける」という姿を見せられていると自覚しています。

藤澤さんが新規事業を立ち上げることができた背景には、熊本サテライトオフィスを起ち上げる際に培った経営目線やセクションマネージャーとしてのマネジメントという、地力を育てる経験が存在しています。理想を追いつつ数字や経営目線をおろそかにしない。右手にロマン、左手にそろばんという言葉がピッタリと当てはまります。

しかし、普通はロマンを追いかけてそろばんがおろそかになる、または、その逆になりがちなもの。両立させるために、藤澤さんが自らに課すマイルールとは…。

キレイ事を徹底的に大事にすることで夢を叶える

藤澤

決めていることは、ごく当たり前のこと。「やりたいことをやり抜く」、「恩は返す」、「忠義を貫く」、「仲間は守る」、「チャンスがあれば、怖くてもアクセルを踏む」、「批判は気にしない」、「相手と向き合う」、そして、これらのルールの根底にあるものは「感謝の気持ち」です。キレイ事に聞こえるかもしれません。でも、そのキレイ事を徹底的に大事にしたい。夢を叶えるために、このルールを守っています。

私の夢が叶うことで、会社に利益をもたらして業績が伸びる。支えてくれる既存事業部とも絡み合って、良きシナジーを生み出す。そして、役者や劇団も潤す。目指しているのは、「三方良しの精神」ですね。

藤澤さんは、社内だけでなく社外での評価にもこだわります。今でも「プロデューサー、ビジネスタレント、インフルエンサー、芸人を掛け合わせた存在として世に出たい」と公言。しかしそれは、有名人になり会社から独立したいという意味ではありません。

「クリーク·アンド·リバー社の藤澤」が有名になり広告価値が上がれば、会社の知名度にも貢献できる。より優秀な人材を集めることにもつながるかもしれない。自らと会社がWIN-WINになること。それが、藤澤さんの目標です。芸人を諦めた今でも、「生き方としての芸人」は貫いている。そう力強く語ります。

自分がやりたいこととつながる仕事を選べば、無理せず努力ができる

藤澤

事業として儲かる、儲からないといった採算性はもちろん大事ですが、やりたいことができるかどうかが一番大事。やりたいこととは、気づいたらいつも考えていることです。私はそれが芸であり舞台でした。どこかで自分がやりたいこととつながる仕事を選べば、無理せず努力ができるし、努力が無駄になりません。

クリエイティブ業界に興味があるのならば、多岐にわたる分野を手掛けるクリーク·アンド·リバー社はうってつけ。ゲーム、テレビ、映画、CG、VR、ドローンなど、何かしら自分が携わりたい分野があるはず。行動できる場はあるので、あとは自分の覚悟次第です。

最新技術の導入によって、大きく、そして速い変化の真っ只中にあるクリエイティブ業界。藤澤さんも、VRによる演劇コンテンツやチャットによる落語コンテンツ、芸能事務所と組んだライブコンテンツなど、さまざまな制作に携わっています。

実際にどんな分野があるのか、興味があれば説明会に足を運んで、生の声を聞いてみてください。藤澤さんからのアドバイスは「嫌われる勇気、批判される勇気を持て」。是非、ズケズケと質問をぶつけてみてはどうでしょうか。

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