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トップメッセージ


2025年3月20日、クリーク・アンド・リバー社は35回目の誕生日を迎えました。

たった3人のメンバー、6畳ひと間のマンションで産声をあげ、実績も人脈もゼロからのスタート。時には、クリーニング屋さんとお肉屋さんを一緒にしたような「クリーニング&レバー」と呼ばれたり、ゴルフ場に間違えられたりすることもありました。設立当初は苦労が絶えず、また、その後も阪神・淡路大震災、アメリカの同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災、コロナショックなど、世界を揺 るがす幾多の困難がありましたが、社員一丸となって乗り越えてまいりました。産業のコアとなるプロフェッショナルの方々の生涯価値の向上を追求し続け、現在では41万5,000人のプロフェッショナルの方々をネットワークするまでに成長しています。これもひとえに株主の皆さまをはじめ、関係者の皆さまの温かいご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

現在、C&Rグループがネットワークするプロフェッショナルは、映像、ゲーム、Web、広告・出版、作家、舞台芸術、医療、IT、会計、法曹、建築、ファッション、食、AI/DX、ライフサイエンス、CXO、アスリート、アグリカルチャーの18分野にまで拡大しています。プロフェッショナルの方々の能力を活かすことで、新たな価値創造を追い求めてまいりましたが、昨年より経営者もプロフェッショナルとして定義づけました。経営者の価値を向上することで、士業を含めたすべての分野のプロフェッショナルの価値も引き上げられると考え、経営者のネットワーク構築をはじめました。その一方で日本には368万社*iの企業があり、そのうち127万社*iiが後継者不在による廃業・倒産の危機に直面するとの予測もあります。今期、C&Rグループは、経営の"プロフェッショナル"を発掘・育成することで、日本が抱える事業承継の問題に対して積極的にチャレンジしてまいります。C&Rグループがネットワークする経営者人材の知恵や経験を、41万5,000人のプロフェッショナル・5万2,000社のクライアントといったアセットと掛け合わせ、C&Rグループならではのクリエイティブな事業承継の実現を目指します。

35年前にディレクターから経営者としての道を歩みはじめましたが、ドキュメンタリーを制作することと、現在37社を経営することに違いはありません。ドキュメンタリーは観客の皆さまから拍手をいただけるように制作していましたが、企業経営においてもそれは同じで、お客さまから「ありがとう」という言葉をいただけるように事業・サービスを創り出しています。ただ、唯一違うのは、経営はいわばエンドマークのない物語。つまりハッピーエンドを絶え間なく繰り返していかなければなりません。C&Rグループは10年先、50年先、100年先も皆さまの「ありがとう」の声を求め続けて、豊かな社会と皆さまの幸せを創造し続けてまいります。

C&Rグループの連峰経営へのチャレンジ、
終わりなき事業ドキュメンタリーに、ぜひご注目ください。


株式会社クリーク・アンド・リバー社
代表取締役会長(CEO)
井川 幸広